Lesson1-5 スーパーフードの利用法の基本理論

スーパーフードと聞くと、使い方が難しいと感じられる方が多いようです。
ここでは基本的な理論や利用法を把握しておきましょう。

基本的にどのスーパーフードをどの食事に加えても、間違いということはありません。
この食材は必ずこの食材と合わせなければならない、という絶対的な決まりも基本的にはありません。

特にお気に入りのものがあれば、それをいろいろなアレンジで楽しんでも構いませんし、スーパーフードの世界を知るために新しい物をどんどん試してみましょう。

基本的なスーパーフードの考え方と栄養素を効率よく摂取する基本理論を押さえることで、利用法は無限大となります。

具体的な利用法やレシピ、特徴などは後々説明していきますが、ここではスーパーフードの利用法にはどんな物があるのか、ざっくり例を上げていきます。

  • スムージー
  • ドレッシング
  • スイーツ
  • 主食
  • ドリンク
  • (トレイルミックス)携帯食品
  • ハーブティー・・・など

このように、取り入れ方は工夫次第で様々な広がりを持ちます。
スーパーフードの取り入れ方は、薬膳や漢方と類似する部分もあります。

薬膳や漢方などは、普段の食事の中に効能の高い食材やハーブなどを加えていくことで、医食同源・薬食同源という考え方を大切にしています。

スーパーフードもまさにその考え方が当てはまります。

参鶏湯 韓国料理 samgyetang chicken ginseng soup Korean

 

サプリメントとの違い

これらの多くの栄養素を摂取できるなどメリットの多いスーパーフードですが、全てが天然のもの、自然なものであることが特徴です。

この点が市販のサプリメントと大きく異なる点でしょう。

サプリメントにはいくつかの種類があり、現在日本で手に入りやすいもの、大手メーカーが製造しているもののほとんどは、化学合成により作られたサプリメントです。

化学合成サプリメントは一見効率よく栄養摂取ができるように感じますが、化学合成で作られた単体の栄養素を私達の体はうまく吸収することができません

また栄養素は単体で体内で働くことはないため、吸収した後の利用効率にも疑問が残ります。

さらに、安価なサプリメントには添加物が多い点も注意が必要です。
合成物の原料には石油などが使用されている場合もあり、これは体にとって異物と判断されてしまいます。

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もちろん、品質にこだわり完全天然成分のみを使用したサプリメントも存在します。
ただこちらは価格が高く、製造しているメーカーも希少なため、選び方が非常に重要となります。

また、サプリメントを飲むことによる心理的な弊害として、サプリメントに頼りがちになり普段の食事が疎かになる傾向があります。
どんなに高品質な天然サプリメントでも、それらはあくまで補助食品であり、体を作る上では普段の食生活が非常に重要です。

その点、普段の食事の中に自然に取り入れることができ、おいしく楽しみながら効率よく必要な栄養を摂取できるスーパーフードは、忙しい現代人にとって合理的なメリットのある選択だと言えるでしょう。