前ページで学習したアロエベラ摂取により期待できる効果を、改めて復習してみましょう。
ここではさらに、使用上の注意や選び方、実際の使い方について解説します。
期待できるメリット
- 抗炎症作用
- 便秘改善
- 免疫力向上
- 胃腸を健康に保つ
- 血管を強く柔軟にする
- 高血圧・低血圧の改善
- 保湿作用
- 美肌作用
- アンチエイジング
- やけどの炎症を抑える・・・など
使用上の注意
アロエには、強い緩下作用(※1)や子宮収縮作用があります。
過剰摂取は避けること、また妊娠中の方や痔の疾患などが有る方は、摂取を控えるようにします。またアロエは体を冷やす効果が強いため、生理中の方や冷えが気になる方、体力が衰えている方は摂取を避けるとよいでしょう。
また幼児の食用も避けます。
(※1)緩下作用・・・腸を刺激し、緩やかに排便を促す作用のこと。
選び方
アロエは、缶詰や瓶詰め・パック加工されたものではなく、オーガニックの新鮮な葉を選ぶようにします。
加工処理されたものは、加熱が加えられており、アロエの栄養素の多くが失われてしまっているためです。
選び方のポイントは、ゲルが豊富な肉厚なもの、水々しく張りがあるもの、白い斑点のないものを選ぶようにしましょう。
アロエ製品
健康食品店やインターネットで手に入るアロエ製品には下記のようなものがあります。
- 新鮮なアロエの葉(自家栽培も◯)
- 缶詰や瓶詰めのアロエベラ
- アロエジュース
- アロエエキス
- 乾燥粉末
- 化粧品としてのアロエクリームやアロエジェル・・・など
先にも述べましたが、もっともアロエの素晴らしいメリットを享受できるのは、新鮮なアロエベラの葉です。
利用方法
生の新鮮なアロエの葉はみずみずしいゲル状で、味は少し苦みがあります。
緑の葉をカットしてゲルを取り出し、スムージーやサラダ、さしみや和物などにして食することができます。
またヨーグルトに混ぜたり、ディップやスープにしてもよいでしょう。
基本的に非加熱での調理を行い、ローフードの状態で食べるとより効果的です。
また、クコの実やローカカオなど抗酸化力の強い他のスーパーフードと合わせると、より高い相乗効果が期待できます。
可食部分を取り除いた後に外葉についているゲルは、保湿効果が高く、保湿剤として、またやけどなどの手当にも使用することができます。
詳しいレシピなどはLesson28-6を参考にしてください。
保存方法
アロエは切った部分から酸化しやすいため、断面をラップで覆い空気に触れないようにしてから、袋などに入れて冷蔵庫の野菜庫で保存します。
3週間ほどは保存が可能です。
数日で食べきれる場合には、冷蔵庫ではなく直射日光を避けて室温で保存するとよいでしょう。