Lesson8-2 アロエ(Aloe)②

前ページで学習したアロエベラ摂取により期待できる効果を、改めて復習してみましょう。

ここではさらに、使用上の注意や選び方、実際の使い方について解説します。

期待できるメリット

  • 抗炎症作用
  • 便秘改善
  • 免疫力向上
  • 胃腸を健康に保つ
  • 血管を強く柔軟にする
  • 高血圧・低血圧の改善
  • 保湿作用
  • 美肌作用
  • アンチエイジング
  • やけどの炎症を抑える・・・など

使用上の注意

アロエには、強い緩下作用(※1)や子宮収縮作用があります。
過剰摂取は避けること、また妊娠中の方や痔の疾患などが有る方は、摂取を控えるようにします。またアロエは体を冷やす効果が強いため、生理中の方や冷えが気になる方、体力が衰えている方は摂取を避けるとよいでしょう。

また幼児の食用も避けます。

(※1)緩下作用・・・腸を刺激し、緩やかに排便を促す作用のこと。

8847668a7f3828f3af1e3d4d8f1bf5f7_s

選び方

アロエは、缶詰や瓶詰め・パック加工されたものではなく、オーガニックの新鮮な葉を選ぶようにします。
加工処理されたものは、加熱が加えられており、アロエの栄養素の多くが失われてしまっているためです。
選び方のポイントは、ゲルが豊富な肉厚なもの、水々しく張りがあるもの、白い斑点のないものを選ぶようにしましょう。

アロエ製品

健康食品店やインターネットで手に入るアロエ製品には下記のようなものがあります。

  • 新鮮なアロエの葉(自家栽培も◯)
  • 缶詰や瓶詰めのアロエベラ
  • アロエジュース
  • アロエエキス
  • 乾燥粉末
  • 化粧品としてのアロエクリームやアロエジェル・・・など

先にも述べましたが、もっともアロエの素晴らしいメリットを享受できるのは、新鮮なアロエベラの葉です。

利用方法

生の新鮮なアロエの葉はみずみずしいゲル状で、味は少し苦みがあります。

緑の葉をカットしてゲルを取り出し、スムージーやサラダ、さしみや和物などにして食することができます。
またヨーグルトに混ぜたり、ディップやスープにしてもよいでしょう。

基本的に非加熱での調理を行い、ローフードの状態で食べるとより効果的です。

Aloe Vera leaves

また、クコの実やローカカオなど抗酸化力の強い他のスーパーフードと合わせると、より高い相乗効果が期待できます。

可食部分を取り除いた後に外葉についているゲルは、保湿効果が高く、保湿剤として、またやけどなどの手当にも使用することができます。

詳しいレシピなどはLesson28-6を参考にしてください。

保存方法

アロエは切った部分から酸化しやすいため、断面をラップで覆い空気に触れないようにしてから、袋などに入れて冷蔵庫の野菜庫で保存します。
3週間ほどは保存が可能です。

数日で食べきれる場合には、冷蔵庫ではなく直射日光を避けて室温で保存するとよいでしょう。