前ページで学習したスピルリナ摂取により期待できる効果を、改めて復習してみましょう。
ここではさらに、使用上の注意や選び方、実際の使い方について解説します。
期待できるメリット
- バランスの良いタンパク質の宝庫で、含有率も高い
- 9種類の必須アミノ酸を全て含んでいる
- βカロテンが豊富
- 植物性食品では貴重なB12を含む
- 造血作用やデトックス作用が期待できるクロロフィル
- 放射能排泄促進効果
- 免疫力を高める
- アンチエイジングに欠かせない抗酸化物質の宝庫
- 若返りの栄養素である核酸を含む・・・など
使用上の注意
スピルリナは藻ですので、独特の香りと風味があります。
青臭いような香りの中に硫黄の匂いが交じる場合もあり、味も慣れるまでは苦手な方もいるでしょう。
無理せずに少しずつ摂取していくようにしましょう。
おいしく楽しめてその上で栄養価が高いのが、スーパーフードの特徴です。
またスピルリナには冷やしたり湿らせたりする性質があるため、暑い気候の土地にお住まいの方や乾燥する季節、体質的に乾燥しやすい方には最適の食べ物となります。
しかし反対に、寒い季節や体内に水分を溜め込みやすい方にとっては、体調を見ながら摂取していくのが良い方法だと言えるでしょう。
選び方
スピルリナ製品には、オーガニック認証を取得しているものとそうでないものがありますが、オーガニック認証があれば必ずしも優れているかというと、実はそうでないこともあります。
安心して摂取するためには、その製造工程が納得できるものを見つけましょう。
また錠剤の形になっているものは、錠剤にするための添加物が使用されているかどうか確認します。
スピルリナは本来粘性があり、添加物を使用せずとも錠剤にすることができます。
添加物を使用していないものを選びましょう。
もう一つ気にするポイントとしては、スピルリナの新鮮さです。
これは香りで判断することができ、スピルリナが悪くなり始めると酸味を感じる嫌な香りが漂いますので、鮮度を測るポイントとして覚えておきましょう。
スピルリナ製品
日本で手に入るスピルリナ製品には、下記のような物があります。
- スピルリナ粉末(乾燥パウダー)
- スピルリナ錠剤
- スピルリナを含んだドリンク・お菓子・・・など
また海外では、生のスピルリナを使ったチョコレートやエネルギーバーなども販売されています。
利用法
水に溶かすと、大変美しく深い緑色となります。
摂取目安
上記の通り、最初から無理に多量に摂取することは避けましょう。
摂取量は下記を目安としてください。
- 初めて食べる方や2〜9歳程度の子供:1日1~4g程度
- 成人であり食べ慣れてきた方、もしくは10~18歳程度の子供:1日5~10g程度
- 日常の運動量が非常に多い方:1日30g程度
日本人の体は欧米人と比較して繊細であり、少なめの量から挑戦するのがお勧めです。
また摂取量よりも多く摂り過ぎた場合には、体外に排泄されてしまうため、そこまで過敏に考える必要がないという説もあります。
お勧めのスピルリナの楽しみ方
スピルリナはスムージーやロースイーツとして取り入れると、おいしく愉しむことができます。
その他にもドレッシングに加えるのもお勧めです。
- スーパーフードスムージーとして
- ナッツや他のスーパーフードとともにロースイーツに加える
- ローチョコレートに混ぜる
- ドレッシングやトッピングにプラスする・・・など
詳しいレシピなどはLesson28-8を参考にしてください。
自分の好みの味で取り入られるレシピを見つけましょう。