少し大きなごまのような形をしたフラックスシードは日本では手に入りにくい食材ですが、海外のスーパーではローフラックスシードが量り売りで販売されています。
茶色いものや黄金色のものまで様々です。
海外旅行に行かれた際は、ぜひ探してみてください。
水につけると膨らみゼラチン状のぬめりが出てくるので、その特徴を活かして様々なアレンジができます。
フラックスシードレシピ
フラックスシードのスムージー
【材料】
- 生カシューナッツ・・・ひとつかみ
- フラックスシード・・・大さじ1
- バナナ・・・1本
- お好みのベリー・・・1/2CUP
- 水・・・200ml
【作り方】
- カシューナッツは浸水しよくすすいでおく。フラックスシードは8時間程度浸水させる。
- 全ての材料をミキサーに入れて、滑らかになるまで撹拌する。
- お好みのグラスに注いで完成。
【ポイント】
生のフラックスシードは浸水させる必要があります。
一度浸水させたものは5日間ほど日持ちがするため、一度に多めに浸水させるとよいでしょう。
水につけるとゲル状のぬめりが出てきます。
フラックスシードには味がないため、レシピのスムージー以外に、普段取り入れているグリーンタイプのスムージーやフルーツのスムージーにも大さじ1程度加えてみましょう。
スムージーの栄養価がぐんと高くなります。
フラックスシードの外皮は固く咀嚼しにくい性質があるため、消化力や咀嚼力が弱いと感じる方は、スムージーにして外皮を撹拌してしまうと吸収しやすくなります。
フラックスシードドレッシング
【材料】
- フラックスシードオイル・・・1/2CUP
- リンゴ酢・・・1/2CUP
- すりおろしにんにく・・・ひとかけ
- すりおろししょうが・・・ひとかけ
- 自然海塩・・・適量
- こしょう・・・適量
【作り方】
- 全ての材料をボウルに入れて、泡立て機でよく混ぜ合わせる。
- お好みのサラダに掛けたり、葉野菜に和えたりして完成。
【ポイント】
にんにくやしょうがなどしっかりと味がきいていますが、リンゴ酢の甘みで優しいドレッシングです。
水菜やグリーンサラダなど、グリーンが多めのサラダや和物にぴったりです。
フラックスシードオイルは酸化にとても弱いため、選び方が大切です。
濃い色の瓶にはいったもので、コールドプレス製法や低温圧搾と表記があるものを選びましょう。
また、一度開封したら冷蔵庫で保存し、できるだけ早く使い切るようにします。
また加熱調理は避けましょう。
フラックスシードクラッカー
【材料】
- フラックスシード・・・2CUP
- 自然海塩・・・小さじ1/2
- お好みのハーブ(ガーリックやローズマリーなど)・・・小さじ1程度
【作り方】
- フラックスシードは4CUP程度の水に8時間以上浸水させておく。
- 全ての材料をボウルに入れてよく混ぜあわせる。
- 低温乾燥機やディハイドレーター(※)にシートを敷き②を薄く広げ、42~46℃の温度で数時間乾燥させる。
- 半乾きになったくらいでお好みの大きさの正方形になるように包丁の背を使って筋をつけて、完全に乾燥するまでさらに8時間程度乾燥させる。
- 表面、裏面ともに乾かし、完全に乾いたら完成。乾燥が足りない場合は追加する。
【ポイント】
※ディハイドレーター・・・ローフードの調理で用いられる、食品低温乾燥機です。
酵素が変性しない48℃以下での乾燥が可能で、このクラッカーのようなサクサク・パリパリとした食感のローフード調理が可能となります。また乾燥させるため保存性も高くなり、ローフードのトレイルミックスも作りやすくなります。
フラックスシードを浸水させることで出てくるゲルにより、ローフードクラッカーの中でも最も作りやすいものの一つがこのフラックスシードクラッカーです。
お好みでローズマリーやガーリックパウダー、オニオンパウダーなどを加えると、様々なアレンジが可能となります。
フラックスシードで作るローグラノーラ
【材料】
- お好みの生ナッツ(アーモンド・クルミなど)・・・1CUP
- 生のかぼちゃの種・・・1/4cup
- フラックスシード・・・1/4cup
- ドライココナッツ・・・1/4cup
- お好みのドライフルーツ・・・1/4cup
- メープルシロップ ・・・大さじ1〜2
- 太白ごま油・・・大さじ1
- シナモンパウダー・・・ 小さじ1/4
- 塩・・・ ひとつまみ
【作り方】
- 生のナッツ類は全て浸水させてよくすすぎ、水気を切っておく。フラックスシードも8時間以上浸水させておく。
- ナッツ類は、フードプロセッサーで粗めに砕いておく。
- 全ての材料を大きめのボウルに入れてざっくりと混ぜあわせたら、ディハイドレーターにシートを敷いて平にならし、68℃で3時間ほど一次乾燥。続けて46℃に下げて9時間ほど乾燥させる。
- カリカリの状態になったら、保存容器に移して完成。
【ポイント】
通常グラノーラは煎ったりオーブンで焼いたりしますが、ローで作るグラノーラはでディハイドレーターで低温乾燥させて作ります。
その分時間はかかりますが、ナッツ類に含まれる良質のオイルは酸化せずに栄養価も高いままのグラノーラを作ることができます。
グラノーラはナッツミルクなどと合わせたり、アサイーボウルなどのトッピングにしたり、そのまま頂いたりと様々なアレンジが可能です。
他のローフードと比較すると保存性が高いので、一度作ればいつでも手軽に食べることができます。
ただし、焼きこんでいるわけではないので、湿気を避けて早めに食べきるようにしましょう。
今回はシナモンスパイスでノーマルなものをレシピにしていますが、お好みでローカカオパウダーを加えたチョコレートグラノーラにしても◯。